大紐育3 レポート

※ 新次郎と昴さんに特化しております。
  CP的コメントもあると思われます。苦手な方はご注意ください。

※ 時系列やセリフが不確かな可能性があります。
  すべてうろおぼえの黒河的記憶によって書かれております。

※ 全体的にネタバレです。
  というか、ネタバレしかありません。

※ 黒字は27日(D列通路)28日昼(M列上手)夜(C列中央)の三回分のレポになります。

※ 青字は29日(A列中央下手)追加分です。

※ 緑字は30日(昼A列中央 夜三階ボックス前列)追加分です。

※ 茶色は9月1日に追加した分です。

カラフルで見難くて、しかも間違っていたりして申し訳ないです。
最後の方はほとんど楽日の感想になってしまいました。

 

 

 パンフから公平先生の言葉を。抜粋。
「サクラ大戦というタイトルがなくなってしまうわけではありませんよ。
〜中略〜
サクラもそのような、新しい展開を必ず皆様方にお届けできるとお約束します。
皆様がサクラを愛してくれている限り!」
愛し続けますとも!
と誓ったところで、レポートを!

 

 ラストショウと発表されて以来、ショウはすごく楽しみなのに、同時に怖かったり不安だったりして、
複雑な日々を何ヶ月も過ごしてきましたが、ついに本当にショウが始まってしまいました。
去年のショウを一回だけ見なかった事を、(しかも観られた公演なのに!)あとでものすごく後悔したので、今回は8回を全部。
なにがなんでも観てやろうと。ど根性で観劇する事に決めていました。
そんな感じなので、色々と感情の乱れが見られる恐れがありますが、お許し下さい。

 ショウの始まりは.ここはパラダイス 〜リトルリップ・シアターのテーマ〜」でした。
ラブイズとどちらが来るだろうとドキドキしていましたが、両方好きな曲なので、どっちでも嬉しいです。
サニーは白タキシード。ワンペアは金ラメのタキシード。
近くで見たら、サニーさんのタキシードは、薄いピンクっぽいラメでした。
新次郎は普通にモギリ服ですよ。
そのあとスターファイブはあの素晴らしいレビュー衣装で登場するわけですが、新次郎はモギリ服。
ナチュラルな彼が大好きです。
踊る姿もなんだか去年よりもかろやかです。
そしてまた去年より若返った気がする。
相変わらず薄くて細いし!
新次郎は、細くて薄いけれど、よく考えたらそれだけじゃなくて、
すごくスタイルいいんですよね。
腕とかとても長い。
もっともそれがネックとなって、女装時には違和感が残るわけですが!

 レビュー衣装のスターファイブは本当に素敵で、見ているときは盛り上がっているので結構大丈夫なのですが、
思い出すと感慨深くてジーンときます。
昴さんは全然ワンピースじゃなかったなあ!
ロングコートみたいな感じで、中はベストと半ズボン。
ものすごく似合っていて、これ一回きりなんてもったいなさすぎる。
他のみんなもそれぞれ個性的なデザインの衣装で、本当に素敵でした。
私は昴さんの衣装の次にジェミニの衣装が好き。
すごくかわいい!
最前列で見た最初の公演は余裕がありませんでしたが、
二回目は、それぞれの衣装の細かい部分をガン見していました。
みんなのクリスタルボタンが八角形だった事とか、
昴さんやサジータさんの襟元のデザインとか。
ブロマイド見ればわかるんじゃないか的な部分まで。
ブロマイド見てもわからない部分では、リカのパンツは黒かった。
見上げる姿勢の座席では、リカのパンツがいつでもまるみえ気味だった。
普段着の時は緑でしたが!
本物のぱんつの上に履いているんだなあ!
ジェミニのパンツは普段着の一度しか見えませんでしたが、やっぱり去年と同じオレンジでした。
って、パンツばっかり見ているような感じですが、前の方だと、顔より腰付近に自然に視線の位置が。
決して故意ではないんですよ。ええ。
スターファイブが出てくる場面は、去年と違って紹介の場面が短いのでなかなか名前を叫べなかったのですが、
回数を増すごとに、短い時間でもみんな名前を呼べるようになってきました。
けれども千秋楽では、サニーがタイミングをミスったように思えます。
最後のジェミニの紹介のあたり、連続で名前を紹介してしまっていたような!

 続けてジェミニの街の灯。
歌っている最中に次々と退場していくみなさん。
スターファイブのみんなは、なんだかすごくはじけた踊りで去って行くよ。
くるくるったたたっですよ。

すごい絵で申し訳ありませんが五分で描いております。
こんな感じでみんな飛んだり跳ねたりしながら退場でした。

 次は「バラ色の人生
多分このあいだにスターファイブのみんなは着替えているに違いないよ。
この曲も派手で大好きです。
派手な曲がすきなのだと最近自分の趣向に気付き始めました。
曲が終わるとダンディ団のお二人が、船に乗って登場。
前の方の席だと前半ドライアイスのスモークで視界が曇る事請け合いです。
30日には、お魚を釣る際に、紅鮫を釣るぞー! みたいな事を西村さんが叫んで、
二階ボックス席からカンナさんの返答あり。
「お前なんかつにかまる俺様じゃねーよ!」とかなんとか。

 初日に西村さんが吊り上げたのは固そうなタイ。
2日目昼はアナゴ。
しかも舞台下で魚を放り投げる人が失敗して、船ではなくアナゴは海へ。
西村さんが泳いで取ってきます! っていって飛び込んだ。
しかし、実際に釣り針はずれたら泳いでもとってこれないよと思った。
2日目夜は初日と同じくタイだったのですが、初日よりも柔軟な(?)タイで、ピチピチでしたよ。
ダンディ団のお二人が高波に攫われるところまでで終わり。
29日はカツオ(マグロ?)でもやっぱり出てくるお造りはタイ。
30日昼はロブスター。座席の真ん前に、魚を投げる係りの人がいて、
つれる前からロブスターが釣れると知ってしまった黒河です。
夜はカニを捕まえている状態のイカ。
31日。昼はまたしてもアナゴ。ここだけ二回目の獲物。
夜は大きな錦鯉。海なのに!
過去の公演で使われた鯉なのでしょうか。
魚を放り投げる役の人の背にも鯉がいて、
さささーと舞台下を泳ぎ去っていきました。
その後、船は中央部分でまっぷたつに。
よく沈まなかったなあ!
というか、再会できたなあ!

 

 場面は再び紐育。
サニーさんのお部屋で、一人双葉さん。
自然に紐育にいた。
もう一回紐育に来るあたりからやるのかと思いきや、むしろ帰っていなかった。
双葉さんは、アメリカ人の日本への間違った知識を嘆く。
嘆きつつ、どすこいどすこいーとか、一人剣を振るふりをしたりして侍最高ー!! やったーやったー!
なんちってとてもかわいい。
楽では、「狼虎滅却ー!」って、二刀流の動きを。
「いつもより多く振っております!」と、刀をぶんぶん(するまね)
大神サイコー! って叫んだ。
もう自分の姓は大河なんじゃないですか!
その後のレッドベリーにも、いつもより長いしと文句言われる。

レッドベリー、出てきたときは「やったー!」って陽気な雰囲気だったのに、相変わらず辛らつです。
なんでサニーの部屋にいるのかと突っ込み、新次郎が落ち込んでたと教える。

 双葉さんは私が思っていたよりも、新次郎に甘かった。
甘いだろうとは思っていたけれど、すごく甘いお母さんだった。
「ああ……、かわいそうな新君……」
と、嘆いてたよ。
レッドベリー真似する。
この真似っぷりが嫌味でとても面白い。
しかも楽では、何度も何度も、しかも超大げさにやっていました。
このあたりで、楽はなんだかすごく長引きそうな雰囲気が漂い始める。

双葉さんの親バカぶりとレッドベリー君は両親がいなかった事が判明。
双葉さんはレッドベリーに謝罪して、新君を頼むと深々とお辞儀して退場。

 お母さんがいなくなると、舞台の上手にどーんと置いてあった招き猫の顔の部分がパカッとひらいた。
顔ハメ系の観光地にあるベニヤ看板みたいに。
そこから新次……、じゃなくてプチミントが出てきたよ。
しょっぱなからプチミントで出てくる新次郎。
すごいな!
レッドベリーと喧嘩して、バカとか言われて、また招き猫に戻る。
顔の蓋も閉めるよ。
引きこもりだよ。
レッドベリーは、本気で言ったんじゃないと、まねきねこの中までおいかけてきた。なんか必死ですごくかわいかった。

 二人がまねきねこに引きこもると、サニーとワンペアが登場。
経営赤字で大変らしい。
生々しくてやや寂しい気持ちになったりするかと思いきや、威勢がいいので全然大丈夫ですよ。
赤字の原因などに、毎日若干違いが。
初日は普通に、キングコングとか、客席を砂浜にとか、でかい水槽を舞台にとか、
でかい水槽に生きたさめちゃんが。そして本番でピクリとも動かずとか、そんな話だったのですが、
28日昼は、帝国歌劇団の舞台装置がすごかった話を。
中国から人呼んだりしてとかサニーさんが。
夜と29日夜以降は武道館はいっぱいお金がかかってたとか、そんな事をしていました。
そんな装置に負けなかったのが、クリスマスの紐育公演で、本物のトナカイを吊るしたそうですよ。
嫌がってたなああれーだそうです。
あのゲームの感動的なシーンに、実はそんな裏話が。
30日昼頃から、このあたりは段々カオスに。
サニーが好き勝手にやっております。
新次郎とのからみでセリフ噛んだり。でもわざと?
ラッシー先生も出て来ているのですが、先生は夜に振り付けを忘れた。
セリフの後のポーズを忘れて、サニーさんがめずらしく若干困っていたようにみえたよ!
ラッシー先生「あ、俺か!」 そのあと無事に、プラム杏里と共に、ポーズ!

 いつのまにか話に参加していた新次郎とレッドベリー。
サニーさんは、東洋人の頭をかなり当てにしすぎる。
でもいいアイデアがひらめいたんだ! と新次郎。
レッドのおかげだよ! なつって、レッドベリーをレッドと呼んだ。
どこの会社だとかみんな思う。
手を握ったりして、なんとなく新レッド。
杏里はやきもちを焼いて、そっぽ向いてた。
サニーさんが、レッドと新次郎の仲をからかうと、レッドベリーは「そんなんじゃありません!」って怒って退場。
杏里君もかなり怒ってたので、複雑な恋愛事情にまたサニーさんがからかって、この辺とても面白かったよ。
スターファイブでやったら収拾つかない感じだ。

 新次郎のアイデアは
「妄想テレビジョンー」
妄想テレビジョンってまんま書かれたアーチが降りてきて、たとえばこんな風に日替わりで〜と始まるのが、
それはもう贅沢な内容でした。

一番手はサジータさん「その名はロデオ」
かなりはじけております。
歌い始めは裏声で。
♪ろ〜〜〜でおろ〜〜でお〜〜♪
脳天から出る感じでどうぞ。
のりを重視したせいか、28日昼公演では歌詞を忘れるという事件。
歌詞忘れちゃったって言っちゃったよ。
面白いな!
あのジェミニのピンクのドレスが似合わなくて素晴らしい。
29日以降は脳天着きぬけ系ではなく、逆に超低音でした。
一緒に踊っているダンサーさんが上を指差して、音程あげてあげてと指示。
途中から上手に戻った。
楽の時は、最初脳天突き抜け形のすごいやつで、その後どかんと音程が下がり、
ここから元に戻……と思ったら、微妙にずれた音程になってしまって、
元の音程忘れちゃったとか言って、強引に戻す。
そりゃあんだけすき放題の歌い方したら、あっさりとは戻れないよ!
でも最終的には正しい音程に戻るサジータさんに感服です。

二番手はダイアナさん「ジャングルレビュー
ダイアナさんのお臍が!
三匹のお猿が非常にエロイ動きをするので気になって仕方がない。
首筋に鼻で触っているような! 
(気のせいではなかったよ。鼻で首筋に触れてたよ!)
ダイアナさんの歌い方もとても自由で、こんな歌い方もあるのだなあと感動しました。
楽ではお猿のエロ度が増していて、左右の首筋から迫られておりました。
耳もぴこぴこされたりして。
こういうダンスのときは、岩本さんをついじっくり見てしまいます。
だってなんだか面白い動きをするから……。
最後の決めポーズのときも、一番前ですごい顔してるから、吹きそうになりますよ。

三番手はリカ。「モノクローム
クレオパトラの衣装です。
予想外で面白いなあ!
ラッシー先生が最後に抱き上げたりしてたよ!

つぎはジェミニで「愛の花」のピンカートン。
サニーさんが部屋に置いてあった着物とカツラをむりやり着てマダムバタフライを。
一生懸命ひきとめようとする、プラムと杏里。
ジェミニは、サニーに気がついて、超嫌そうな顔。
手を繋ぐシーンでも、顔しかめまくりで楽しいなあ!
でもジェミニピンカートンはとても似合っていて、かっこよかったし歌もうまかった。
手を放す場面で、今までは小さい声で「放せ!」って言ってたけど、
その声も段々大きくなり、最後には「キモイ!」って言い切っておりました。
でもこの場面、なにげにサニーさんの声が素晴らしいんですよ。
私も気付くまで数回かかったのですが、つい面白いからそっちに気を取られてしまって。
「放さないで〜」の声が素晴らしく通っていて、感動物です。
真面目に聞きたい。

最後は昴さんで、「.ビバ! ハーレム
これがとんでもなくかわいかったのですが、
衣装がぶかぶかでもう。
袖まくってたのですが、腕を上げると二の腕までまるみえに。
サジータさんの衣装なんだなあ。

 こんな。

腕をぶんぶんする、かわいい踊りを踊っていましたが、
お歌自体はとても素晴らしかったです。
ずぼんの裾がぎりぎりで、踏んじゃっていたように見えたのですが、
今日一番前で確認したら、昨日より短いような……?
気のせいかもしれませんが、直したのかも??

ビバハーレムの、伸びやかな部分が、とても綺麗に出ていて、自分の持ち歌のように完璧でした。
最後の方に、片足をターって上げるのですが、頭の方までスパーンとあげられていて、
本当にかっこいいわ!
惚れ直しですよ。
楽では、昴さんは最後に投げキッスした。
かっこよすぎるんですよ!

 

 そんな、私個人的には大絶賛な企画だったのですが、
サニーさんは新次郎のアイデアを却下。
新次郎は、
「こんな風に、日替わりで衣装を交換してですねえ……」
なんていうセリフなのですが、楽ではちょっと噛んだ。
サニーが、ダメダメ! って言いながら、「しかも噛んだし!」と突っ込む。
でも新次郎は、噛んでも結構堂々としていたよ。立派になったんだなあ!

そしてサニーは小さいよ大河君ーとまた駄目な事を言ってしまう。
ガビーンとなった新次郎、というかまだプチミントなのですが。壊れる。
壊れたまま退場。
杏里君は、実際に「大河さんが壊れちゃったじゃないですか!」って言ってたしね。
「大河さんはナイーブなんだから!」って言われてたよ。
ナイーブ……。
まあそうかもね!
悩み多いしね!
ここの壊れ方は、新次郎すごくがんばっているように思えます。
かなり思い切ってやらないとできない壊れっぷりです。
楽の壊れ方が一番すきなのですが、いかがでしょうか。

 このあとはおなじみの税関。
うぼぼだよ〜。
リ・シュンメイさんは、楽にすごい勢いで何度も何度もバック転しておりました。
さすがです。男性ダンサーさんの底力を見ました。

うぼぼの蹴られるシーンは、上腕になにかパッドのような物が入っていました。
前の方で観たらわかった。
そうじゃなければ本気で痛いよね!
楽はこの蹴っ飛ばすシーンが激しくて、いつもは三回空中キックなのですが、
最後の一回をうぼぼ避ける。
そのまま落下するジェームズ。
でも結構うぼぼの顔ギリギリでこわかったよ!
実は、楽入場時の階段で、ジェームズにがんばって下さい! って言ったら、
「今日もいっぱい蹴ります」って返事したんだよね。
いっぱい蹴るつもりだったんだなあ! 空振りだったけれど!
空振りして落下した後、
「大体なあ! いつもお前は蹴られる方で、かわいそうとか痛そうとか言われているけど、蹴ってる方も痛いんだよ!」
たしかに、床に落ちるしね!

28日はここでエリカとさくらさんが登場!
エリカはパスポートを忘れる。
でも神の力で自力でクリア。
帰りはどうするんだろう!
さくらくんはパスポート持ってるはずなのに、荒鷹で戦って通過。
判子とかいらないんですか!
やっぱり帰りは困るに違いありません。
29日は、ん(う?)ぼぼの方が勝ってた感じでした。
蹴られても立ってたから!
初日、んぼぼの腕は折れっぱなしだったのですが、28日には西村さんが直してあげて、
29日には、西村さんは修理用の電動工具を渡していたよ。
でも治らないまま終わる。
30日昼は、腕がプラプラしているうぼぼに、工事現場のコーンを。段々苦しい。
夜の部ではグローブ。なんでなのか悩みました。
31日、昼は工業用ボンド! これって裏で使っている道具なのではないでしょうか!
蓋が開けられないうぼぼ。
夜は、丸ノコ! チュイーン! 「怖いよ!」でオシマイ。

 

 税関が終わると、カフェのシーンへ。
昴さんが、一人テーブルに座って待ちぼうけ中。
昴さんを待たすとは、みんなすごいな!
というか、昴さんが待たされているシチュエーションに一人盛り上がった私です。
全員来るはずなのに、誰一人こないらしい。
昴さんは扇子を持っていた。
一見普通ですが、今まではショウで扇子もってなかったから!

 こんなお顔で。

コーヒーおかわりする昴さん。
楽の時は「すまないが、10杯目のコーヒーを頼む」
そんなに飲んだら胃に悪そうですが!
でも昴さんのことだから、それぐらいはケロリとしていそうです。
霊力によって胃の粘膜を保護……。

そこへ、日傘をさしたフラフラのダイアナさんが現れて、もう今にも倒れそう。
というか倒れた。
傘を杖に、「ジェミニの為の一歩……! リカちゃんの為の一歩……!」 なんて、がんばって歩いていたよ!
死んじゃうよ!
「昴さんのための一歩……!」
と近づいてきたところを、昴さん、ぽかーんと見つめる。
全員分の一歩を歩いてダイアナさんは倒れた。
すかさず活を入れ、水を飲ませる昴さんは素晴らしくかっこいいなあ!
ダイアナさんが注文したのは「アールグレイをお願いします」だそうです。
誰もいない事にびっくり。
「時間を守るのは最低限のマナーですよ!」
昴さん、すごく何か言いたそうに、扇をつきつけてた。
昴さんがびっくりする様子はめったにみられなくて楽しいな!
29日のダイアナさんは、「明日の為の一歩……!」って歩いていたよ。
お友達の分は終了したんだな!
30日のダイアナさんは、前日の大雨に大変ショックを受けていたようで、
あんなに雷と雨が……とふらふらでした。
「ピーゴロゴロの一歩……!」苦しげな一歩でした。
倒れた後、昴さんが、「雷に打たれたのかと思ったぞ」
夜公演では、振り付けを間違えたことへのショックでふらふら。
オープニングで、ポーズを取ってから降りてくるべき場所で、一人先に階段を下りてしまい、
振り返ってがーん。
という事件の事をさしていると思われます。
この回の一歩はなんだか良く聞こえなかったけれど、振り付けを忘れた事に対する戒めでございました。
夜、3階だったせいか、セリフがいまいち聞き取れず。

31日のお昼は、「ダイアナの一歩……!」自分の為に! がんばれ!
夜は気合を入れるときに「なめたらあかんぜよー!!」そして、「なめたらあかんぜよの一歩……」
なんだそれはー。
そして、いつもは最後の一歩が来るまで気付かない昴さんも、
今日はダイアナさんが、なめたらあかんぜよーって叫んだところですぐに気付いて唖然顔。
助けてから、「慣れないことをするからだ」とかなんとか。

 続けて現れたのはリカ。
「だーいちこくー」
カフェをぐるーっと回って椅子に飛び乗る。
このとき、さりげなく昴さんがテーブルの下でこっそり椅子を支えていたよ!
飛び乗るので危ないのだな!
こっそりだったけどガン見した。
同時にサジータさんも登場。
楽日は、サジータさんも、キーンって登場。
しかし、キーンってあられちゃんだよね。若い人はネタわかるのでしょうか!
サジータさんも椅子に立って、二人一緒に、片手をよっとあげて、またせたな!
サジータさんの椅子を昴さんが支えたかどうかは見逃したよ!
配信で確認しよう。
出掛けに出会った知人になんだか難しげな書類を書いてやっていたそうな。
保釈手続きって言ってたと思うのですが、保釈手続きが必要な人と出掛けに会ったのだろうか……?
その人は拘留中なんじゃないのかしら!
リカはメロンソーダを注文。(29日以降は会場限定カクテルのシンフォニー・ウィズ・フレンド)
サジータさんはコーヒー。

 みんなそんな風に遅刻してきたくせに、まだ来ないジェミニは責められる。
どうやらジェミニが呼び出した本人だったらしい。
サジータさんは、「ジェミニは無責任だ!」って厳しかったよ。
楽の時には、「あほか?! あほなのか?!」とかって、すごい怒りようです。
昴さんは、「ジェミニは無責任なんじゃなくて、忘れっぽいだけ」と、フォローになってないフォローをしていました。
でもそのあと、「じゃあ無罪なのか!?」ってきかれて、「有罪だな」って言ってたけどね。

 そのジェミニはベロと一緒に客席前に登場。
最前列の前通路。
べろちゃん。べーろちゃん。なんちってかなり仲良しでした。
28日夜は、べろたん! て呼んでたよ!
29日はついに、べろちん! てなってた。
つい、星組のジュース回し飲みに視線を奪われる私です。
30日昼は、ぺろぺろ! 夜はべろはん。そろそろネタが苦しいね!
31日、昼はべろりん! 夜は、何て呼んで欲しい? →べろりん。
楽ではベロベロムーチョってちゃんとサンバな音楽が流れて踊らされておりました。
西村さんにアルミ一斗缶で殴られたり。
ベロベロムーチョ!って音楽が流れて踊っている間、スターファイブも手を動かして踊っていました。
聞こえているんだなあ! 昴さんすごくかわいい。

 ヒラヒラする昴さん。みんなもやってた。

ダンディ団とベロさんはここで合流。
ジェミニとダンディ団の会話中、みんなはリカのメロンソーダを回し飲みしてた。
このシーン、実はこそこそ声が出ていて、メロンソーダを回し飲みしながら感想を言ったりしてたよ。
ダイアナさんから飲んで、ついでサジータ。
最後は昴さん。
リカに、うまいなって言って、サジータに向かって、確認するように、うまいな? メロンソーダ、そんなにおいしいですか!
多分日によって適当にやっているのだと思われます。
上記の会話は28日夜。
また他の日でわかった回があったら書きますね。

29日は、メロンソーダではなく、オリジナルカクテルだったので、まずみんなで色についてコメントしていました。
こそこそと。
青いとか綺麗だなとかそんな。
中に入ってる星型のパインに大注目。
そしてやっぱり回し飲み。
うんうんいいながら。
グラスのフチに付けてあったパインをリカが食べる。
でも気のせいか、メロンソーダの時より喜びが薄いよ!
30日は、オリジナルカクテルを回し飲みしながら、色々振り付けでコメントしていました。

 口の左から右へ、手をCの形にして。

オイシー。

 昴さんは31日お昼の回で、一口飲んで、また一口飲んで、さらにみんなをみながら確認するように飲んだりしておりました。
飲みすぎですとも!
楽では、全部飲み干す星組一同。
今までは半分以上残っていたのに。
中に入ったパインをみんなで代わる代わる一生懸命取り出そうとしておりました。
最後に昴さんに回ってきて、一生懸命ストロー弄ったりやっておりましたが結局取れず、
グラスと、グラスを突きまわしていたストローを持ったまま、ジェミニ登場時の「はあ?!」をやっておりました。

 星組一同が集合している事に気付いたジェミニ。
「あっれー、みんななにしてるのー? こーんなとこに集まっちゃってー」
って、超かわいい。動きもかわいい。
しかしみんな。
「はあ?!」
怖い。
ジェミニは、「ぐはあああー」って超低音で頭を抱え込んでしまう。
日常劇はやっぱり大好きだなあ!!!

 「ジェミニ、君はチャイルド症候群だ!」
昴さん、鉄扇を人に突きつけてはいけません。
体は大きくても中身はリカと同じ!
「リカと同じかー!」
大喜びでジェミニと遊ぶリカ。
ジェミニはまさしく中身がリカでした!
うっほうっほうっほうっほ!
あーああーとか!
しかし、28日からは、ジェミニの方がヒートアップして、リカより激しい。
「リカ、あんなのと同じか……?」
「いや、僕が悪かった……」
とかそんなのになってた。
悪化してた。
29日は、コケコケコケーってニワトリのまね。
相当やばいですよ!
ジェミニが壊れた。
リカは、前日よりも嫌そうな顔。昴さんにしがみ付く。
昴さんはリカをぽんぽん。
30日は、ジェミニがいつまでもウッホウッホしていて、スターファイブ静まり返る。
昴さん「いつまでやるか見てみよう」
ジェミニ「もうやめてもいい……?」
楽では、こけこけこけーのあと、インシャラー! そして、税関の、ほっほっって飛び跳ねる奴を。
星組全員も、一緒に飛び跳ねる。みんなは一周だけだったのに、
昴さんは延々ひとりで飛び続け、ひとりこっそりぐるぐるまわってたよ! ジェミニよりも跳ねてたよ! リカが、
「リカ、こんなのと一緒か……」と言った後、まだ飛んでいる昴を見て、「ふん!」っていってたよ!
昴さん、扇を口元にあて、「ごほん」と咳払いして席に戻る。
面白い人だな昴さんは!!

 ここの会計、ボクがおごるよ! って事になって、一応解決。
この時、リカはじゃあリカ、パフェ食べたいとか言うのですが、
30日のジェミニに対しては、ジェミニすごかったな! って褒めてた(?)

そもそもジェミニがみんなを招集した理由が、新次郎が悩んでいる事についてらしい。
今回の悩む新次郎はいつもとちがってる! と説明するジェミニが面白かったのですが、セリフを忘れちゃったので明日聞いてこよう。
「今回は、特別に、いつになく、すごーく」 思い出せたので修正!
昴さんも同じ口調を真似してた。
楽は、もっともっと長いセリフで、昴さん真似しきれずにつまる。
ちょっとミスっていた。

とにかくゴハンも食べてないらしい。
なにせ壊れてしまったからね。
そんな彼を助けようと、みんなで盛り上がるけれど、サジータさんは浮かない顔。
ダイアナさんは、「大河さんにはたくさんたーくさん、素敵なものを頂いたのだから」
たーくさん! といいながら、傘をひらいてくるくる回る。
楽で回りすぎて再び倒れそうに。昴さんに、回りすぎだといわれていたような気がしますが、私の妄想かもしれないな!

そしてここでは、あれですよ。

 昴さんのノコ芸。

座ったままのノコ芸です。
初日のノコは生きが良かった。
超動き回ってぴちぴちでした。
しかし28日は、すごくナチュラルな動きになっており、なんだか本当にノコが動いているような。
観客の皆さんも、もうわかっているのか、ノコに釘付けで笑ってたよ。
みんな、新次郎を助ける事に賛成ー? っていうジェミニの質問に、
昴さんは、「きゅーきゅー」って、それノコの返事だなあ!
初日は、まんまノコっぽい声で、「キュッキュ!」って言ってたのだけれど、
二日目からは、低音の昴さん声で、キューキュー言ってた。
本当にかわいいな!!

 ノコ芸の様子。

 28日夜では、「ハハッ! ノコに言われちゃな……」
って言ってたサジータさん。
日々グレードアップしたりするのでしょうか。
しかしその直後。
「だが断る!」
ノリ突っ込みです。
今回のツンデレ役はサジータさんなのでしょうか。
29日公演で、リカはいつも机の上においていたノコを昴さんの頭の上に。
ダイレクトすぎるなあ!
退場する時、「行こうか、ノコ」なんつって、昴さんのペットのようじゃあないですか!
いつもそうなのですが、去っていくときも肩の上のノコが動いていてかわいい。
そういえば、リカが、サジータに、ゴハン!って渡したとき、いただきます! とも言ってたな。
ノコは重要なキャストさんです。
楽のノコは、昴さんの手に渡るなり落下。
その後、あのおみ足を登り、いつもの定位置胸元へ。
そして今回は、キューキューではなく「サジータさん」って喋った!
「ノコが喋った!」と大喜びするリカ。
サジータさんも、椅子に飛び乗って、そうだよね! ノコも喋ったし! とか傘まで持って超ノリノリだったのに、
だが断る!
長いノリ突っ込み。
サジータさんが退場した後、やっぱり動き続けるノコ。
昴さんのコーヒーカップにダイブ。

 こう。

みんな大受け、あれは昴さんが動かしているんじゃない。ノコが、自主的に、ダイブしたんですよ!
昴さんは、去り際に、ベロさんに向かって、
「べろたんとやら、今年もはめられたな……」
べろたんとやら!
……べろたんとやら!
つい二回言ってしまいましたが、うおー。
今年もはめられたなって言う係りなんですね。

 扇を突きつけた。

来年も言って欲しかったよ!

 みんなが退場するとき、「クイニゲカ!? クイニゲカ?!」 と中国人ウエイター。
ジェミニ慌ててとまる。
初日のみ、帽子をかぶったままバサバサやって、頭からポロリと落ちたお札でお支払い。
28日と29日は、ガンホルダーの弾丸を入れるべき場所にお札が丸まって入ってた。
30日は、ブーツの中から。
お財布は持っていないんだね!
31日も同じくブーツから。ただし、最後に、釣りはイラねーとセリフが。

 星組が退場した後で新次郎とラチェットさん登場。
新次郎はホットミルク(!)
ラチェットさんはコーヒー。
ラチェットさん、スーツじゃないんだなあ!
まだまだ、もっと、もっと、これから先もショウに登場してほしかった。
いやいや、登場してほしい。
新次郎の相談に乗ってあげるラチェットさん。
ダンディさんが、お美しいとかいって微妙に話しかけてくる。
途中からダンディさんが、ラチェットさん(久野さん)の過去の役名を連呼。
キャッツとかのね! 久野さん苦笑。

新次郎は、ああいう柄の悪い日本人には気をつけてくださいって言ってたよ!
途中から、本当に気をつけてくださいよ! に。
動きがかわいかった。
椅子一個ずれて、こそこそっとラチェットさんの方に。

 危ないぐらいにかわいらしい。

退場しようとしたところに、ウェイター飲み物を持ってくる。
初日の新次郎。
「ほ、本物なんですね……。じゃあ、頂きます」
ぐいーっと本当に飲む。
28日昼の新次郎。
「ああ、また本物なんですね!(苦笑) いただきます」
ぐいー。
気のせいか初日より多い。
28日夜の新次郎
「一日に二回は辛いな……。あ、頂きます!」
ぐいー。
29日は明らかに前の日とコップが違う。
大きくなっている。
「気のせいか、多くなっているような……」
気のせいじゃないよ!
会場は手拍子。一気飲み会場になった。
ぐいー。
明日以降はどうなってしまうのですか。
30日、前の日と同じコップですが、なみなみと。
「なんだか増えていませんか?」増えてるよ!
でも、頂きますとご馳走様はわすれない良い子。
うえっぷと言いながら退場。
夜はなぜか、コップがお猪口並みに小さく。
おそらく、ウイスキーなどのグラスだね!
「不思議だなあー」と一気。
一日あの量を二杯は無理でしたか。
初めてお腹を押さえずに退場。
31日昼。ジョッキで出てくる。
この辺から段々かわいそうに思えてきたわたくし。
おなか、冷えるし痛くなるんじゃないかと心配で。でも設定上はホットミルクですが!
ジョッキミルクを飲み干した新次郎。夜はどうなるんだろうと不安になった。
そしてその夜は、ついにピッチャーに。
沸き立つ会場。私はつい、無理! と叫んでしまいましたが、新次郎はウェイターに耳打ちし、
ミルクはベロさんに。
「ぼくのライバルなんですよね!」(一番最後の、前説の項参照)
しかしなにせピッチャーですから! 無理ですから!
ベロさん→リ・シュンメイさん→西村さんで、飲み干される。

 なみなみと。

 といった感じで、コップ一杯飲み干し芸。(後半はコップじゃなかったけど)
お会計を、お給料少ないのに、と嘆きつつ支払い。
ラチェットさんの分も払った!
ラチェットさん! セレブなんだから奢ってあげて!
いつもここは高いなあと嘆く新次郎ですが、
楽の時だけは、「このぐらいしますよね」ピッチャーだったからね!

 二人がいなくなったところでサニーさん登場。
女の子に、「LLTの支配人よー!」なんつってキャーキャー言われ、
超ちやほや状態。
ダンディさんが、サニーさんに売り込みをして、ここで「ゴールデンウェイ
実は、CDの段階でかなり好きな一曲でした。
生で聞いても、二人の歌のうまさが素晴らしい。
ラストの部分はラチェットさんが登場して、みごとに歌い上げ。
ラチェットさんが好きな人は泣けると思う。
素晴らしいハーモニーでした。
29日、サニーさんセリフ間違える。
折り返し地点で段々素が出てきたよ! そこがいいんだけども!
やくざと言うはずの部分をギャングと言ってしまい、慌てて言い直す。
楽のサニーさんは帽子をかぶって登場。
ゴールデンウェイの時に、すぱーんと帽子を投げた。
飛んで行った先が私の座席のいくつか後ろだったので、うおーっとなる。
いいなあ!!
あの帽子をキャッチした方はどなたなのでしょうか!

 舞台の演出でまだ悩んでいる新次郎。
「ひらめきひらめきー」って、ぐぐぐーってやってた。

 力みすぎ。

ひらめかなかった。

 

 そんな風に悩んでいる新次郎の下へ、昴さんが!
素晴らしい新昴ショットでした。
舞台はすべて偽者さ。と、ここで「舞台」
新次郎にからみつつ、おどりつつ、歌う。
ショートバージョンでしたが、新次郎をかまう様子が素晴らしかったのでニコニコする私。

 昴さん、新次郎をかまう。

 あの時、昴さんは、「きゅーきゅー」と返事したけれど、本気だったんだな。
ノコの返事じゃなかったんだな。
励ます昴さんは、優しくて素敵に紳士でかっこいいな。
このシーンは、回によって昴さんが新次郎にさわったり、視線のやりとりがあったり、
色々とガン見ポイントです。
そういえば、舞台の時、いつも歌い始めは手拍子が起こってしまいがちなのですが、
曲の雰囲気から言って、手拍子はないほうがいいですよね。
手拍子は大抵すぐに収まるのですが、いつも最初は起こってしまうんですよ。
それが、30日頃から、ぴったりとやんで。
歌い出しにも手拍子は起こらないまま。
サクラのお客さんって、こういうところがすごいなあ! って感動してしまいます。
日々勉強していて、歌う人にもお客さんにも気持ちいい舞台が、徐々に完成形に近づいて行って。
他の舞台ではありえないんじゃないかと思うんです。

 歌が終わると、リカとプラムさんと杏里と料理人さんの4名が、軽快な音楽と共にいきなり登場。
3分クッキングー!
ショートコントです。
コントの内容は一回3品目で、毎回変わります。
内容、思い出せる部分と忘れているのがあるので、全部覚えている初日の分を!

初日のお料理。
からあげ
ラーメン
ホットケーキ。

私が忘れてしまったモロモロのネタを。黒峰さんが教えてくれたので、まんま転載で申し訳ないのですが!
ありがたく載せさせて頂きます。

【28日:昼】
・からあげ:髪型を変えてみた→かりあげ→からあげ
・ちゃんぽん:蛇口から水が漏れてる?→ちゃぽんちゃぽん→チャンポン
・マーボーナス:「まあ!ボーナス?」→マーボーナス

【28日:夜】
・おにぎり:鬼!斬り!→おに・ぎり→おにぎり
・ホイコーロー:野菜を読み上げる→コンロがない→ほいコンロ→ホイコーロー
・キムチ:マッサージ→きもちいー→キムチー

【29日】
・カステラ:車の運転→縁石にこすってら→カステラ
・カレイの煮付け:彼氏が浮気したらしい→彼氏の日記→カレイの煮付け
・ミネストローネ:すみませんネタを忘れましたorz
(私も思い出せません:黒河)
(鈴麻さんが思い出してくれたよ! 杏里の中継→ドミノでギネス記録を目指す→ぎねすとろーね!)

以降のメニューはまたのちほど!

ありえないノリで現れて去っていく四人組に、新次郎、ますます頭をかかえて、
「なんだったんだあいつら……!」
見ているこっちもかなり呆然の面白コントでした!
前楽の時は、コントに思わず笑ってしまった新次郎。
悩んで塞いでいるはずなのに。
「段々面白くなっているなあ」とか言ってた。
強引だったとか言ってた回もあったけれど、いつだっただろうか!
この3分クッキングのコントは、星組やワンペアが、いかに普段仲がいいかわかって、すごく嬉しい。
だって、本当に仲が良くなかったら、絶対に出来ない息の合わせ方だと思うんですよ。
内容はしょーもない駄洒落ですが! そこに至るまでの短いコント。
それが面白いと感じられるのは、彼女たちが本当に楽しんでやっているからだと思うんですよ。
直前に練習していると言っているし、セリフもおそらく大体の大骨だけ決めて、あとは勢いで乗り切っているんじゃないかなあ!
それが出来るのは、やっぱり相手を信頼していて、この人ならこう返してくれると思えるからじゃないかなと。

このあと、大河親子の新曲で、「幸せの形」という曲なのですが、タイトルあっているでしょうか!
親子の曲は、絶対明るい曲だと信じていたので驚きのしっとり曲。
そしてもう一つおどろき。
新次郎、歌、本当に上手になった……。
思い出すと泣ける。
ハラハラしたりする場所一個もない。
普通に、歌のうまい人になっていた。
どれだけの努力をしたのだろう。
このあとで歌うシーンも、どこも素晴らしかった。
双葉さんは、聖母の格好で、新次郎に「ひらめけーひらめけー」なんてやってたけど、だめだった。
しかも新次郎に怒られた。
そして無理やり追い出された。
この追い出されるシーンも日々変化していて、「今日は負けそうだ!」と新次郎が押される日も。
段々、母が強くなっているような気がするよ!
ジュディオングですか? とも聞いていた。

 ジュディオングではないぞと言った。

たしかにね! 腕の下がね! オングだね。

 一幕最後の曲は、「5つのレシピ
曲の前に、サジータさんと新次郎の会話があるのですが、
ここは非常に真面目で笑うシーンがないんですよ。
そんな緊張感のある場面で、サジータさんは噛んでしまった。
その日の挨拶では、「大事なところで噛んでごめん」って謝ってたよ!

この曲は聞くごとに感動が増して困る。
5人が、ちゃんと新次郎を好きなんだなと、心から思える。
キャストのみんなが、どれだけ感情を込めて歌ってくれているか、伝わってくる。
新次郎を囲んで歌い、君がすきだって……。
なんて仲がいいんだ星組!
こんな風にわかりあえるようになるまで、色々あったなあとか、思い出してしまう。
みんなに励まされ、新次郎は自分も素晴らしい歌声を披露して、一幕ラストへ。
「ひらめいた……!」
と新次郎が顔を上げて、幕。

 その後は販促!
新次郎とプラムと杏里。
初日:クッキーの宣伝
28日昼:ダメージキャップの宣伝。新次郎の私物。ピンズもついてるけどこれも私物。
28日夜:またクッキー。あまっていますか?!
29日:今日は2品。でもキャップとクッキー。28昼と同じでピンズ付き。新次郎の私物。
30日:物販の品物がほとんど完売で空っぽ状態。ついに、劇場の飲み物、シンフォニーウィズフレンドを宣伝。
プラムさんの奴を受け取った新次郎、間接キスになっちゃいますけど、いいですか?!
快くOKで、開場沸き立つ。
CDの宣伝で、プラムが杏里を「陽子ちゃん」と呼んでしまう。
新次郎「陽子ちゃんってだれですか?」
普段、陽子ちゃんって呼んでいるんだなあー。
31日はお昼の休憩時間にはもうすべての品物が完売。
ジュースとDVD予約のCMのみに、もっと沢山あったらよかったのに!
そしたらもっともっと売り上げが……!!
ついSEGAやREDの懐事情を心配してしまうのがサクラファンであります。
売り物がなくなった売店は、紙袋を一人1枚制限で無料配布。
のんちょさんから頂きました。

そんな感じの一幕です。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 二幕(31日追加)

 サニーとラチェットの会話。
サニーがラチェットにすきだ! と告白するも、もっと早く言って欲しかったわと振られる。
29日でサニーさんセリフを噛む。
客席が沸くのに対して、「ちょっと噛んだ位でいちいちさわいじゃいけないよ」みたいな事を。
だって、噛むのサニーさんだけだし!

 「ひらめきぴぴぴ」から、軽快に開始。
新次郎とワンペア。ダンサーはラッシー先生とレッドベリーと双葉さん。

 ぴっぴっぴー

みんな新衣装なのに、ここでもモギリ服のじろ。
かわいいんだけどかわいそうな子だな!
ワンペアはエナメルのワンピースロングブーツ。
宇宙人系だよ。
バックダンサーの三人は、パジャマみたいな感じ。
エナメル素材。頭に☆の触覚カチューシャ。
みんなが持っている魔法の杖みたいな電飾ステッキは、
杏里が緑。プラムが青。双葉さんとレッドベリーがピンク。ラッシー先生が黄色。
中にもピの文字が。
ピの側面が光っていたよ。
噛みそうな歌のはずなのに、新次郎はきっちり歌っていました。すごいね!

 ショウのテーマは「ひらめき」になりました。
日替わりレビューショウも良かったのになあ!
ヒラメキの最初の人はダイアナさん。
「移民の歌」
CDで聞いた時は転調に驚きましたが、舞台で聞くと違和感ありません。
ダイアナさんらしい、堂々とした歌いっぷりでした。

続いては昴さんのインディペンデンス。
ここから、ピシャーン! と雷のような感じでみんな「ひらめいた!」って言うんだよ。
ダイアナさんは言わなかったよ。ずるいなあ!
ダイアナさんは、「そうだ!」 って自然な感じで言う。
効果音も、ピシャーンじゃなくて、キラキラキラーだったしね。

イギリスの税金に不満なみなさんが騒ぎ、昴さんはインディペンデンスをひらめく。
ひらめきでそんな事を!
大統領的場所にはサニーさん。
歌詞を間違えないために、時々歌い出しを我慢するサニーさん。
荒業です。
28日昼あたりは、たしか全部歌っていたのですが、他の回は大体一、二度、黙る場面が。
ダンサーさんのブログで、呪いの伝説とか言われておりました。
なんだか、誰かがどっか踊りを間違えるそうで!
でも昴さんをガン見しているから気付かないんですごめんなさい。

昴さんはグレーのスーツにシルクハット!
普段着みたいに、もっとピッタリ合うのがなかったとみえて、やっぱりちょっと大きい。
最前列で見たとき、詳細に眺めましたが、前の開いた部分とかに改造が。

 激しい腕ふり。

その次はジェミニ。
「淑女達よ」(タイトル間違ってました。ご指摘ありがとうございます!)
新作歌勢ぞろいなのですね!
双葉さんが西部のドレス姿で登場。黒と紫。
ダンディ団に絡まれて困っているところを早撃ちジョニー(ジェミニ)に助けられる。
西部には女がいないらしいという事で、ジェミニはレディーファーストをひらめいた。
ぴしゃーん!
なんだかハンサムな歌い方です。
男装だったからでしょうか!
ジェミニの男装って、とってもかっこいいですよね。
惚れそうです。
ピンカートンもすごく似合っていたし!
最前列だった時は、シャツの下の肋骨とかをすごいじっくり見た。
腰の薄さや、動きを見た。
何度もいいますが、決して故意ではありませんよ!
たまたま視線の先がそのあたりなだけなんですよ!

 ラストはサジータとリカ。
むちうちされて苦しむ奴隷のみなさん。
二人同時にひらめいた!
奴隷解放運動だ!
ジョージアは大好きな歌なのですが、生で聞くとなお良かったです。
リカのダンスがすごい。
二人とも同じ衣装の微妙にバージョンの違う物を着ていたのですが、
下に着ている金色のタンクトップみたいなやつ。
リカのは短かったのか、踊り終わった時微妙に臍がみえてたよ。
ついそんなところまで観てしまいますが。
この歌の、全員が横一列になって、客席に向かって歩いてくる場面が好きです。

 そしてここでついにラチェットさんの新曲「夢よ」
実はラチェットさんの歌を聞いたのは初めてでした。
劇場版を見ていない黒河です。
こんな風に歌うんだなあとしみじみ。
CDが出るといいですよねえ!
この歌のとき、前の方の席だと歌っている後ろの舞台でなんか準備しているのがまるみえだよ!
みないようにしてやりすごす。

舞台がしっとりしたところで、新次郎の語り。
この語りがねえ。
寂しくてねえ。
もう勘弁してー。と泣きそうに。
ショウはずっと楽しくて、ここまでラストショウって事を忘れていられるのですが、ここでいきなり現実に引き戻されたよ!
今回がラストショウです。舞台が終わると、セットは捨てられ衣装は倉庫に……ってな内容で、
セリフと一緒に実際に片付けられてしまう舞台のモロモロと帰っていくダンサーさん。
舞台の上には倉庫がまるみえ。
なんという寂しさ!
楽では新次郎半泣きでした。
舞台袖に戻ってから、実際に泣いてしまっていたそうで、
目撃した杏里君に、なにやってるの! カメラの前に行って! とか言われたそうです。
さすが杏里くんです。そしてGJです。
ぜひカメラに収まっていてほしい。

しんみりしているところにシンフォニー・ウィズ・フレンド。
そりゃ泣きもするよ!
CDで聞いたとき、普通に聞けた曲なのに、みんなが顔を見合わせて笑ったりしながら、
心を込めて歌ってくれているのを見ると、なんだかとっても泣けてしまう。
スターファイブのみんなが本当に仲良しなんだな! って良くわかります。
演技じゃなくて、お友達なんだなあって。
曲の始まりの部分が特に好きで、そこの所を聞いただけで泣けるようになってしまった。
パブロフの犬状態です。

―――――――――――――――――――――――――――――

9月3日追加分。主に楽日の内容です。

そのあとのキスミーでは、いつものことですが、泣けるんです。
だって、この曲が始まると、もうお別れだってわかってしまうからさあ!
どの公演でも、切ない気持ちになる。
楽の時は、サジータさんが泣いてしまって。
私も気付きましたが、楽はサイリウム率が非常に高かったから、
しかも振り方も揃っていたし、結構前の方でしたが、客席のあかりが綺麗で。
だからサジータさんが泣いてしまったのもすごくわかるし私も泣いた。
最後の挨拶では、「泣いた事は忘れてくれ!」って言ってたけど、忘れないな!
「まさかキスミーでなくとは……」って言ってたよ。
サジータさんはいつも楽には結構泣いているよね。とてもかわいい。
声を詰まらせて、それでもサジータさんは歌った。
また、わたし達の前で歌ってもらえる日が来るといいな。
その時も最後は泣くと思うけれど、それでもね。

 地上の戦士はここで登場。
みんな起立。
一度三階BOX席だったときは、もちろん立たなかったのですが、
座ったまま見る地上の戦士もなかなかよかったです。
一階にいるみんなが、すごく盛り上がっていて、段々熱気を帯びていくのが良くわかる。
楽の時は、こうやって手拍子しながら星組の歌を聞くのも最後なんだと思うと切なくて。
もっともっと見ていたかった。
でも舞台の上の新次郎達が、みんなすごく笑顔で、楽しそうに踊っていたから励まされたし幸せだった。

地上の戦士のあとの挨拶は、ジェミニが最初にゲストを紹介して、
その後代表の一人がコメントする形式でした。
ゲストはダンディ団の方々と、ラチェットさん。
ラチェットさん、ゲストなんだなあ。
普通にいっぱい出ていたから、もうメンバーな気がしていたよ。
サクラ大戦の舞台って、役者さん一人一人に、それはもう大きな声援が飛び交うから、
きっとラチェットさんも楽しんでくれたんじゃないかなと思う。
普通ないよね。

 ラチェットさんは、動きがとても優雅で、とてもうちの母と同じぐらいの年齢の方とは思えない。
特に3階で見たときは、美しい姿勢で歩いたり歌ったりするラチェットさんは、本当に少女のように見えました。
さすがに一番前で見れば、お年を感る事もありましたが、でも美しかった。

 代表の挨拶は、日替わりで、前列に並んでいるみんなが1人ずつ交代だったのですが、
前楽は後ろにひっこんでいた、男性アンサンブルの三人でした。
着替えとか、どんだけ急いでやってるんだと、毎回感心します。
ラリーの中身も税関のお二人ですよねえ!
あの酒場のシーンで、その場にいない男性はお二人とサニーと新次郎だけだから!
挨拶のとき、バッキューンをやるふりして、
いつものジャンプ。オッオッオッ。
客席も全員でやる。
劇場が揺れたよ今! って興奮。
私は飛び跳ねなかったんだけど、たしかにねえ、あの人数が足踏みすればねえ!
すごい盛り上がりで、楽みたいになった。

 その楽は、新次郎の挨拶でした。
絶対、間違いなく、新次郎は泣くと思っていたのですが、
新次郎は途中で声をつまらせたものの、
みんなに、「がんばれー」とか声援を送られて、「泣いてない!」って言ってた。
確かに、(それほどは)ないてなかったよ!
でも、シンフォニーウィズフレンドの前の一人語りでは泣いてしまっていたからどうだろう!
きちんと、最後まで、新次郎は挨拶した。
客席の予想は大いにハズレ、新次郎は立派だったよ。
いや、でも、ちょっとは泣いて欲しかったかもしれないな。
泣き芸だ。

 全員挨拶が終わると、サニーさんがシアターを代表してご挨拶。
初日、今後の展開に、夢も希望のない感じのコメントで、
観劇のあとに突入した居酒屋で、みんな暗い雰囲気に陥ったのは言うまでもないのですが!
でも徐々に、サニーさんの挨拶は明るい展望が見えるものになってきて。
終わらなければ、新しい物は始まらない。そこから新しい芽が出ることを信じて〜というような、
ほんのりと幸せな雰囲気になってまいりました。
まえむきにね! って言ったよ。
がんばるよ。

 そして最後の一曲です! と、ここはパラダイス。
みんなで一緒に歌いましょうって毎回言うのだけれど、
私の場合、挨拶を聞いた後だからさあ! 歌いだしは泣いちゃってなかなか歌えないんですよ。
歌うけれども……。

 この曲と、シンフォニーウィズフレンドでは、舞台の上のみんなが客席に降りて着てくれて、
沢山握手とかしてくれるのですが、私は今回の公演で、通路側2回、最前列2回と、
かなり恵まれた座席だったので、沢山の方に握手していただいてしまいました。
スターファイブ全員、新次郎、ラチェットさん。ワンペアにレッドベリーにラッシー先生。
楽の階段での握手も数えれば、ダンディ団のお三方に、ウボボとジェームズ、リ・シュンメイさん。田中公平先生も。
複数回握手した方も沢山いますし、特に新次郎はいつも目を見てしっかりぎゅーっとしてくれるから、
すごく嬉しいし幸せです。
サニーさんと双葉さんだけしていないんだなあ!
みんなの手の感触を忘れたくない。
またいつかって、すごく思う瞬間です。
ここパラはあんなに楽しく盛り上がる曲なのに、聴くだけで泣ける曲になってしまいました。
嬉しいのと寂しいのがまじりあった涙に。
ここパラの盛り上がり具合で、その日の盛り上がりっぷりがわかる気がします。
29日から、楽まで、ずっとすごい盛り上がりでした。
3階から見たときも、みんなが歌っている様子は壮観でした。
舞い散る銀の紙ふぶきも美しくて。
昴さんは、手の平の紙ふぶきを、ふーってしますよ!
サジータさんの顔にくっついたやつをとってあげたり。
そういえば、去年の公演では、新次郎のあたまのやつをとってあげたりしてたっけ!

 ここパラは本当に最後の曲なので、
これが終わってしまうといよいよお別れです。
もう、8回みたうち、ほとんど泣いていました。
そりゃ終わったあとに脱力もしますよ。
摩天楼にバッキューンとお別れ……。
幕が下りて、アンコールに答えて幕が上がった時には、スターファイブだけが舞台の上に。

 昴さんは、最後の挨拶でも泣きませんでした。
ちょっと声を詰まらせていたけれど、それでも。
最後まで立派で、本当に本物の昴さんだった。
園崎さんが昴さんでよかったと、いつもいつも思います。

 続いて挨拶したダイアナさんは泣いていた。
でもダイアナさんは、いつもこのラストの挨拶で、必ず前向きな事を言ってくれました。
初日、サニーさんの挨拶でもう完全に未来がないんじゃないかと、こう、絶望感に浸っていた時、
ダイアナさんは、今回でラストだけれど、またみんなに会えることをダイアナは妄想して行きます。
とか、そんなようなことを笑顔で言ってくれたから。
毎回毎回、前向きだった。
キャストの人たちが、またやりたいって思ってくれてるってだけで、かなり励まされたんです。

 続いてはリカ。
リカは、泣かないと思っていました。
前回のショウでも、一人泣かなかったし。
だから、涙腺が決壊したように大泣きしてしまったリカをみて、こっちも当然泣きますよ!
そりゃあ泣きますって!
あんだけ泣いたのに、良くちゃんと喋った。立派です。
スターファイブのみんなが集まってきて、リカを慰めたり肩を抱いたりして、
ううう。書いていても泣けるシーンでした。
それどんな演出ですか! っていうぐらいに。

 サジータさんは、キスミーでがっつり泣いてしまったので、
ここでは(それほどは)泣きませんでした。
キスミーで泣くなんて、と、悔しげでしたが、それがとてもかわいらしかった。
忘れてくれ! って言ってたけど。忘れられないんだよね。

 ジェミニは途中まで、普通に喋っていたかと思ったら、
突然声が出なくなって、やっぱり泣いてしまった。
スターファイブのみんなと始めてあった時の事を、涙ながらに語ってくれて、
あの時はキャラクターの性格もまだよく知らず、
メンバーもどんな人間なのかわからず、腹の探りあいと言うか! と笑っていた。
それが、こんなにかけがいのない、大事な人たちになるなんて、考えもしなかったと。

 私もそうだなあって、ジェミニの言葉を聞きながら思いました。
サクラ大戦はずっとシリーズでやっていたけれど、普通に好きなシリーズの一つにすぎなくて。
Vは発表されたキャラクターに興味をあまり持てなくて、
主人公も大神さんじゃないから、いまいち買う気が起きなくて、発売からしばらく手を出さなかったのに。
それが、いつのまにか、大事な大事な作品になっていたんだな。
サクラ大戦をきっかけに沢山のお友達と出会えたし。
それから一番の変化。以前はサクラ大戦のショウに行く日が来るなんて、夢にも思っていなかった事ですよ。
今では全公演制覇して、楽日には号泣しているという。
人生どこで転がるかわからない。
続きを信じて、いつまでも待つと誓うようになってしまった。

 最後、全員が前に出てお辞儀する場面で、
リカと昴さんが手を繋いでいて、二人だけ、あれ? って顔で。
「みんな手を繋がないの」ってリカが。
「あっ繋ぐ?」 って言ったのはジェミニだっただろうか。
全員で、ちゃんと手を繋いで。
リカは、ちょっともじもじしながら、「だって繋ぎたかったんだもん」
劇場が一気にほんわかと。
ちゃんと全員で手を繋いで、前に出てきて、ありがとうございました! と深々とお辞儀。

 いつもは、スターファイブの挨拶の後、幕が下りておしまいなのですが、
楽はもう一度幕が上がり、袖に引っ込んでいた全員が出て来て、紙ふぶきを客席に向かって投げてくれました。
このとき新次郎は、紙ふぶきをぶっかけすぎて、最後の時、前にいたお客さんに謝っていた。
再び幕が開いた後、何か言いたい人、っていうジェミニの声に、昴さんが、しゅたっと手を上げる。
まっすぐに美しい挙手ですよ。
「一言だけ。自分たちだけがスターファイブじゃない。スタッフも、ダンサーさんも、
今日この会場にいるみんなも、今日じゃないけど他の日に来てくれた人も、来られないけれど応援してくれた人たちも、
みんなみんな星組です」
って、昴さん。
昴さーん!
大好きだ!
本当は、もっと長いお言葉だったと思います。
DVDに収録されるといいな……。

 その後幕がもう一度降り、今度こそ本当にお別れ。
拍手が鳴り止まない中、スターファイブの閉幕の挨拶が流れて、
いつもならここで観客もすみやかに帰宅するのですが、
楽日は誰も動かなかった。
少なくとも、私の見える範囲では、誰も帰らなかった。
ずっとずっと手拍子して、何分ぐらいやっていたのか、全然わからないぐらい、いつまでも。
なんというか、みんな、まだまだ帰りたくないというか、そういう気持ちが一体化というか、
不思議な感覚でしたが、延々拍手が続いていて、
でも幕の内側では、なんだかゴトゴト言い出したりして、片付けてるなあ! ってな雰囲気が。
それでもやっぱり拍手は続くし、私も続けたかった。
会場のアナウンスで帰るように促されたら、きっとすごく悲しいだろうなって、そればっかり考えていました。
だって、そうなったら、やっぱり諦めて帰らないわけにはいかないもんね。

 腕も疲れてなんだかフラフラになってきたころ、奇跡が起こって、田中公平先生が出て来てくれた。
もうマイクもないんだけどって。
生声で。

 キャストのみんなも本当はすごく出てきたいのだけれど、
もうみんな本当にボロボロで、とても出てこられない。
王子は打ち上げの準備で先に帰ってしまいました。
だから自分が代わりに。

このままでは終われない。必ずなんとかします。
だから、みんな、今日はもうこれで帰るんだよ。
というようなことを。

素直に、はーいってみんな言った。
本当は、もっともっと長いお話でした。
マイクがなかったから、これの収録は無理かもしれない。
しかも、先生が喋っている間、幕の内側では、トンカチでセットを解体する音や、
掃除機をかける音が容赦なく響いていたりして。
キャストのみなさんがボロボロっていうのも、すごくわかる気がしました。
みんな挨拶の時にすでに泣いていたし、舞台裏は大変な事になっているだろうなあと。
客席の拍手に答えて、出て来てくれた公平先生に、心から感謝したいです。

 

公平先生は、楽の翌日に、自身のHPのBBSで、もうすでに行動を始めている旨を書き記してくれました。
パンフレットでも、先生はものすごく前向きな事を書いてくれていて、
だからとっても励まされました。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

☆ 前説と総括 ☆

 前説の事をすっかり抜かしてしまったので、ざっと。
前説は繋がった一つのお話になっていました。
楽日だけ、昼と夜で内容が違っていましたが、
他の日は昼夜公演で同じ内容。

初日には、OGとジェミニとベロさんが出ていて、ベロさんにあとはまかせる的内容。

 2日目、OGはもういなくなっていて、掃除用具と桶が舞台に。
桶の中に「1」と書かれた指令書。
まず、飴をくばって、とかそんな。
「2」はなんだったかなあ! 思い出せない黒河です。
観劇の際の諸注意だったかもしれない。
幕が開いて、吊るされているOGの衣装とかつら。
そのポケットに「3」
この衣装は明日からあなたが着るのです。とかそんな。
衣装を手にとると、つるしてあった場所に、今度は「4」
内容は「おじぎ!」

 29日、もうOGの服を着ているベロさん。
間違えて、OG! といくつか掛け声が。
ジェミニとすごく仲良くしていて楽しげでした。

 30日は新次郎が登場。
「こんな事している場合じゃないよ!」とジェミニの手を取りひっぱっていく。
「その手を放せ!」とベロさん。
ジェミニと新次郎は手を繋いだままで、なんだかとっても微笑ましい。
ジェミニは、「ボクのお婿さんです! ねー?」
新「ねー」
みたいなノリで!
実は、私自身、サクラ大戦で一番お似合いなのは、ジェミニと新次郎のカップルじゃないかと思っております。
1〜5、すべての中で。
私の中では、新次郎の相手は昴さん以外いないけれど、
でも実際にお似合いなのはジェミニだよなあ! と。
微笑ましくて、とってもかわいらしいカップルじゃないですか。
倒れ臥すベロさんに、新次郎、冗談ですよ! と背中をぽんぽん。
そして再びジェミニの手を取って退場。
「大河新次郎……。ライバルだな……」
とか、燃え滾るベロさんでした。

 31日昼は、なんとまったく予想外に昴さん登場!!
わたくし、絶対に昴さんは出てこないと思っていたので、かなり動揺しました。
目が飛び出すかと思った。
ジェミニはベロさんに、日本のヤクザについて詳しく教えて欲しいとお願いする。
やくざとサムライはどう違うの? 腹切りと指きりの違いはなあに?
そこへ昴さんがさっそうと登場。
やくざについて説明をしようとして、
「やくじゃ……」
と言ってしまう。
大いに涌く会場。
昴さんのちょっと照れる様子は本当にかわいいな!
しばしの苦笑のあと、手をくるっとまわして、「もとい」
「やくざ!」
といいなおす。

 もとい!

すごく長セリフでした。
そもそも腹切りも指切りも主従がどうのこうの。
指切りは遊女が客に愛情を誓う証として小指を切断していたことに由来するとかそんな。
やくざとサムライの違いについては、
サムライは主人が給金を支払ってくれるが、やくざは親分に上納金を渡さなければならないとか。
そんなような内容だったような!
DVDに収録して欲しいなあ!

 すらすらと答えた昴さんに、ジェミニだきつく。
「すごーい昴さん! だーいすきー!」
私もだ! 私も抱きつきたかった!
抱きつかれた昴さんの冷静な様子がまた本当にかっこよかった。
ジェミニが昴さんにだきついたので、また怒り出すベロさん。
ベロさんは、昴さんに、大体お前は男なのか女なのかと問い詰める。
ここで昴さんの名セリフですよ!
「男性でも女性でも、昴は昴。それ以上でもそれ以下でもない」
本当はもっと、ゲームに忠実に長く言っていました。
昴さんかっこいー! とまた抱きつくジェミニ。
ほんとかっこいいなあー!
やくじゃ って言ったけど!
バキューン講座も昴さんは参加。
美しいバキューンです。
その後、観客が見本を見せて! って叫ぶと、
昴さんはすかさず座った。

 手伝う気は、はなっからない。

 なぜそうもご自分をわかっていらっしゃるか。
足見せ係りなのか。
私はまんまとはめられているのか。
ジェミニも隣に座って、ベロさんのバキューンを見学。
ジェミニと昴さん。ダブルふともも。
ベロさんを残して昴さんがジェミニと退場すると、
「九条昴……。強敵だな……」
強敵ですよ!

 楽は、再び新次郎。
また昴さんが出て来てくれたらDVDに入ったのになあ!
新次郎もかわいいのだけれど、前説昴さんは貴重だからもう一度見たかった。
内容は30日とほぼ一緒でした。
でももしかして、前説はストーリーがあるから全部収録?
そうだといいな。

前説はこんな感じです。
おぼろげな記憶でもうしわけないですが!

☆ 総括 ☆

 今回のショウは、前にも増して星組のみんなが仲良しで、
しかもだんだんキャラクターと一体化してくるように思えました。
一番最初のショウでは、昴さんのカツラとかに違和感を感じたのが嘘のようです。
あ! そういえば、サジータさんはなぜかおだんご二つになっていましたね。
かつらにも衣装にも、すっかり馴染んだ雰囲気でした。
私は双葉さんが大好きで、新次郎と双葉さんが出てくるシーンが嬉しくて。
もっと絡んで欲しかった。
あと、スターファイブと新次郎の絡みも見たかった!
昴さんと新次郎は絡んでいましたが!

 それから細かい部分で気がついたところといえば、
ダンディさんが乗っていた船、初日だけ旗が綺麗な状態だったんですよ。
2日目からボロボロだったのですが、気のせいかとちょっと悩んだ。
でも、初日は、おお、へんな旗と思いながら見ていたので多分間違いない。

 あとは座席について。
かなりというか、相当恵まれており、連日誰かと握手させていただいておりました。
8公演観ると決めたとき、どこかで上の階を一度は見ておきたいと思っていたので、
チケット取り仲間に我侭を言って、30日の夜は3階BOX席に座らせてもらいました。

 こんな風に見えました。

ここもとても良い場所で、確かに舞台からは遠いけれど、
一階では決して気付かない演出が沢山みられました。
照明の動きの細やかさ。
シーンにあわせた床に浮き出る模様の数々。
役者さんたちが、いかに立ち居地に気を使っているか。
ここで見られて良かったです。
それから、サイリウムも、上で見ると様々な色が光っていて、とっても綺麗だったんですよ。
紫の光もチラホラあって嬉しい気持ちに。
客席がラストに向かって盛り上がっていく様子もありありと伝わってきました。

 それから、最前列はやっぱり文句なく素晴らしくて、
今回は二度も最前列で見てしまったわけですが、松谷さんにお願いした分が最前列で、
それと教えていただいたときは本当に驚きました。
ちゃんと松谷さん側(センター下手)なんですよ。
一番前で見る役者さん達は実に生き生きしていて、笑顔もけっして作り物ではなく、心からのものだとはっきり伝わってきます。
そして目を合わせるのがちょっと恥ずかしい。
少し下がった位置とは違い、気のせいではなく、あきらかに目があった! とわかってしまうので。
けれども二回目の最前列ではちょっと余裕が出来て、ここパラや地上の戦士などの盛り上がる曲では、
逆に目を合わせることを狙って見ました。
そうやってみた理由は、たまたま一度目の最前列でサジータさんと目があったとき、
頷いて笑いかけてくれたからなのですが。

 こちら側もすっごい笑顔で、役者さんをじーっと見る。
これがまた結構素晴らしく目線を返してくれるので幸せで。
昴さんは目線をしっかり合わせながら、頷いて笑ってくれました。
でもやっぱりちょっと恥ずかしいんだなこれが。

 そういえば、最初に最前列だった時、サニーさんの挨拶でぼろくそに泣かされて。
サニーさんがすごく前向きな事を言ってくれたから。
一番前で、役者さんにもモロ見えだから、なんとか泣かないようにしたかったのに、
それはそれはボロボロと涙が零れて大変な事体になったわけですよ。
そしたら、幕が下りるとき、サニーはなんだかすっごく私に手を振ってくれた(ような気がする)
位置的にも真ん前だったんですよ。
真ん中の下手。
すごくやさしい笑顔でずっと手を振ってくれて。
その間もぼろぼろ泣いていたわけですが!

 お友達が、初日に最前列で、目の前の役者さんに悪くて昴さんばっかりをガン見できないと言っていて、
えーそんなの関係ないよー昴さんを見るよーなどと不届きな事を考えていたのですが、
実際に前になって見てわかった。
無理だ。
目の前の役者さんを無視して他をみるなんて!
それぐらい、役者さんと最前列は近かった。
特に、立ち上がると、普通に会話できるんじゃないのって言うぐらいに。
手を伸ばせば届く位置にみんなが立っていたよ。

 

 けれども、他の場所が良くなかったかと言うとそうではなくて、
歌やダンスが一番美しく聞こえて、かつ見えたのは、楽の時のE列センターでした。
前の人が小さめの女性だった事もあるかもしれません。
それから、D列まで床は平らで、E列から段差があったんですよ。
そのおかげで、E列はぽっこりと上に持ち上がった感じで、全体も良く見えるし、素晴らしかったです。
何より、歌声が良く通って聞こえました。
最前列だと、どうしても響きが少ない気がします。
目の前の役者さんの声を聞きがちだし。
これは他の後ろの座席に座ったときも感じました。
歌はちょっと後ろ目の方が綺麗にきこえるなあと。

 通路側もやっぱりよかったです。
なにより、沢山の役者さんたちが握手してくれる美味しい席でしたし。
上の方で、今回ほとんどの方たちと握手したと書きましたが、
去年はサニーとも握手したんですよ。
そうすると、双葉さんだけしていないんだな!
いつかリベンジですよ。
リベンジできる日が来ると信じております。

とんでもなく長く書いてしまいましたが、
ラストショウ。
心から感動しました。
その一言です。
役者さんたちも、全力で応援した観客のみなさんも素晴らしかったなあ。

 中日に、私の後ろの席で、昴さんにいっぱいいっぱい声援を送っていた男性が、
終わった後声を出して泣いていたのを思い出します。
泣き崩れて歩けなくなってしまって。
この男性は、今日が千秋楽だったのかもしれない。
楽日の私の姿かもしれないと感じたんです。
実際の私は、声をあげて泣く事はなかったけれど、そうしたかったというのが正直なところです。
いっぱい泣いたけれど、もっともっと、感情を殺さないで、泣いてしまえばよかった。

 

 またいつか、彼らに会えると信じています。
サクラ大戦を心から愛している、見知らぬお仲間達とも。
また一緒に力いっぱいの声援を送って、最後には抱き合って泣く日が来るのを、じっと待ちます。

 

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